小児矯正|コーラル歯科クリニック|近江八幡市の歯科

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小児矯正

小児矯正|コーラル歯科クリニック|近江八幡市の歯科

子どもの成長する時期しかできないことがあります。それは悪習癖を直したり、骨格がきちんとした方向に成長するように誘導してあげたり、食育であったり、もちろん歯が生えてくるスペースを作れるように装置を作ったりします。
大人になってからの成長が止まってしまってからでは出来ないことを成長期にしていくことが目的です。

子どもの矯正(小児矯正)

1.初めの治療
乳歯が生え揃う頃に悪習癖がないかどうか見ていきます。
もし舌を出したり、頬杖をついたりなどの癖がある場合はそれを減らせるように頑張っていけるようサポートします。
2.成長期の治療
おおよそ6歳ごろからスタートしますが、この時期になると床装置と呼ばれる装置をお子さんにつけてもらって、その装置で歯を並べるスペースを作れるように歯を動かしていきます。

不正咬合の種類

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

上の歯が前面に傾斜して生えている状態です。または下の歯全体が後ろに位置することでも出っ歯に見えます。

下顎前突(かがくぜんとつ)

下顎前突(かがくぜんとつ)

出っ歯とは逆に、上の歯より下の歯が前面に出ている状態です。上の顎が小さい、もしくは下の顎が大きいことで起こります。
うまく食べ物が噛めなかったり、滑舌が悪くなったりする歯並びです。

開咬(かいこう)

開咬(かいこう)

噛んでいても前歯がかみ合っていない状態のことです。発音が悪くなったり、前歯でものを噛み切ることが難しくなったりします。舌の癖や指をしゃぶる癖が原因で起こることがあります。

叢生(そうせい)

叢生(そうせい)

歯がでこぼこに並んでいる状態のことをいいます。この状態は歯磨きのときにブラシがしっかりと届きにくく歯垢が残りやすいため、虫歯や歯周病の原因になります。

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合(かがいこうごう)

上の歯が下の歯を覆ってしまうほど深く噛んでいる状態をいいます。下の歯が上の歯ぐきを刺激することで口内炎ができたり、前歯が乾くことで虫歯の原因にもなったりします。

上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)

上下顎前突(じょうかがくぜんとつ)

上顎・下顎ともに前に突き出ている状態をいいます。

交叉咬合(こうさこうごう)

交叉咬合(こうさこうごう)

上下の噛み合わせが横にずれている状態をいいます。左右の顎に成長の差が出ることにより顔が歪んでしまう場合があります。

空隙歯列(くうげきしれつ)

空隙歯列(くうげきしれつ)

歯と歯の間に隙間ができている状態です。これは顎の骨の大きさに対して歯が小さく生えてしまうことが原因です。
隙間があると食べ物が詰まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因になります。また隙間から息漏れが生じるのでサ行・タ行・ラ行の発音が悪くなります。

メリット

抜歯の可能性が減る

顎が小さく永久歯が生えるスペースが足りない場合は、骨格ではなく歯槽骨と呼ばれる歯の生えている部分のみの骨を広げていくことで永久歯が生え揃うスペースを作ります。歯が重ならないように計画的に永久歯を並べていくので、顎のスペース不足による抜歯の可能性を減らすことができます。また、大人になってから矯正を行う場合に抜歯が必要な症状でも、顎の成長期である子どもの時期に矯正を行うことで、抜歯をする可能性が減ります。

永久歯が悪い方向に生える可能性が減少

乳歯が抜けるタイミングをコントロールすることで、永久歯が悪い方向に生える原因を減少させ、永久歯の歯並び・噛み合わせ悪化の予防につながります。

顔のバランスを整える

子どもの時期に、顎は成長していきます。噛み合わせの悪い状態を放置しておくと、顎の成長に偏りが生じてしまい、顔のバランスが崩れる可能性があります。そこで、子どもの時期に矯正を行うことで、噛み合わせが改善され、顎の骨がバランスよく成長します。

早めの対処で治療期間が短く済む

小さい頃からの生活習慣や悪習癖の改善、子どもの頃からの矯正を始めておくと成人から始める矯正と比べて治療期間を短縮できる可能性があります。永久歯が生えるスペースを確保しながら顎の成長も促進できるので、第2期治療では大掛かりな治療が不要になるほか、第2期治療そのものが不要となる場合もあります。

正しい発育を促すことができる

指しゃぶりや舌癖などの悪習癖は噛み合わせや発音、噛む・飲み込むなどのお口の機能や全身の健康にも大きく影響します。

コンプレックスの解消

子どもの時期に歯並びを改善することは、歯並びの悪さや顔のバランスの悪さなどのコンプレックスの解消につながり、健全な精神発達の環境を整えてあげることができます。

デメリット

治療期間が長引くことがある

小児矯正は顎の骨の成長が終わる15~18歳前後まで経過を観察する必要があります。継続的な治療が必要な症例においては矯正期間が長くなる場合があります。

一時的に歯並びが悪くなることがある

顎の成長に合わせて歯並びを治していくため、一時的に歯並びが乱れることがあります。
再治療が必要になることがあります。

お子さんの背丈が何センチまで成長するのか予測が難しいように、顎の成長も治療計画と異なる場合があります。「予測以上に顎が成長した」または、逆に「顎の成長が止まってしまった」など、成長発育が治療計画時の予測を超えた場合は、再治療または成人後に外科矯正が必要となることがあります。

治療の結果に差が出る

自分で取り外しができる着脱式の装置を使う場合、医院で指示された装着時間を守らなければ治療が長引くことがあります。装置の違和感からついついサボりがちになっては治療が進みません。お子さん自身が強い意志を持って継続しなければ思うような結果が得にくいのです。お子さんのモチベーション維持のためにも、ご家族のサポートが治療成功のポイントとなります。

治療の進め方

1.初診の相談
まず、お電話・WEBでご予約ください。問診・視診などを行い、検査・治療についてのおおよその説明を行います。
2.精密検査
レントゲンや歯型などのデータを分析し、診断します。
この診断をもとに、これからの治療計画・使用する矯正装置、治療期間、治療費などについてご説明します。
3.診断結果報告
検査の結果をもとに、患者様に合った治療計画をたてます。治療方法・期間・費用・支払方法などを、患者様に安心して治療を受けていただけるよう、充分に話し合って決定します。
4.調整
矯正期間は平均1年程度がほとんどですが状態によって変化します。
矯正の期間中は大体1ヶ月に1回の間隔で通院します。
5.装置撤去
装置が広がりきった状態で大人の歯が入るスペースができたら終了です。
6.経過観察
お子さんの定期検診を行いながらきちんと歯が生えるスペースが保たれているか、歯がきちんと生えて来ているかを見て管理を行っています。移動した歯の後戻りを防止し、加齢などによって変化していく口腔内状態をチェックしていくことが目的となります。

悪習癖について

悪習癖と言われるお子さんの癖があります。指吸いやベロを出したり、猫背や食事の時の椅子に宙ぶらりんになっているとか、そうした習慣が続くことでだんだんと骨格や歯列が変化していきます。その様な悪習癖と呼ばれる癖を改善していくことも矯正の分野に含まれます。

お子さまの日常での仕草や癖について

  • ポカンと口を開けていることが多い
  • 食事の時にあまり噛んでいる感じがない
  • 食事の時にくちゃくちゃと音が出る
  • 指しゃぶりをしている
  • 発音で言いにくい言葉がある
  • 舌を出す癖がある
  • ほお杖をついていることが多い
  • 爪を噛んだりすることが多い

以上のことが時々なら様子を見ても構いませんが、頻繁にある場合は改善をした方が良い歯並びに成長していくきっかけとなることが多いです。